戸建ての13%にとどまる 分譲伸びず、目標遠く 18年度ZEH状況(日刊木材新聞)

2019年12月24日

ZEH比率は増加傾向にあるものの、2020年度までの目標にはまだ遠い。18年度の持ち家と戸建て分譲を合わせた新築戸建て住宅のZEH比率(Nearly ZEH含む)は13%だが、20年度までの国の目標は50%。ZEHビルダーは増えているが、各社の目標どおりにはZEHを建てられていない。目標値がありながら実績は0戸となったZEHビルダーは全体の6割に及ぶ。 ZEH補助事業は12年度に、ZEHビルダー制度は16年度に始まった。18年度のZEHビルダー(ZEHプランナー含む)は7195社(前期比11%増)で年々増加傾向にある。 ZEHビルダーが18年度に建てた持ち家は21万1643戸(前期比0.7%増)で全体の73.6%(同0.9ポイント減)。未登録ビルダーは7万6067戸と全体の26.4%を占める。ZEHビルダーが建てた戸建て分譲は1万8650戸(同2.1%減)で同12.8%、未登録ビルダーの建てた分譲は12万6255戸(同9.2%増)で87.2%。 そして持ち家に占めるZEH比率(Nearly ZEH含む)は18.9%(前期比7.7ポイント増)で5万4352戸だが、戸建て分譲が1.2%(同0.6ポイント増)で1796戸とまだ少ない。 また19年10月末時点のZEHビルダーは7383社だが、そのうちZEHを建てた企業は2967社(全体の28%)。このうち、9.1%に当たる674社(前回567社)が50%以上をZEHで建てている。その一方で実績が0のビルダーは3606社(全体の48.8%、前回57.1%)で、実績報告なしが1710社(全体の23.2%、前回は14.1%)。50%以上をZEHで建てているビルダーが約100社増え、実績0のビルダーが約400社減ったが、報告なしの数は約800社増えている。自社目標を達成している企業は932社(前回1049社)で全体の17.2%(同19.3%)と減った。 ビルダー登録制度は毎年ZEH建設目標を公表し、50%に向けて伸ばしていく仕組み。年を追うごとに目標が高くなるため、ZEHの拡販に対する温度差が表面化している。ZEH普及目標を100%としたビルダーは115社あったが、実績では232社が達成。その一方で、目標値がありながら実績0だったビルダーは、全体の61.5%に及んだ。 全ZEHビルダーが18年度に建てたZEH建築目標は、持ち家と戸建て分譲合わせて8万2484戸だったが、実績は5万6148戸。つまりZEHビルダーの建てた戸建てのうち、目標どおりであれば、ZEHは34.7%に達していたが、実際には26.3%となった。そして19年度の全ZEHビルダーの目標は45.7%、20年度は60.8%となっている。
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