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一般診断・精密診断1・限界耐力計算の評点比較分析 その二 |
[一般診断・精密診断1・限界耐力計算の評点比較分析 その一
| その二
| その三 ]
株式会社インテグラルでは、ユーザー様がホームズ君『耐震診断Pro』を利用して、実際に行った耐震診断データをご提供いただき、分析・調査を行いました。まずは、調査の速報結果を掲載しております。
ホームズ君シリーズのユーザー様には、ホームズ君『耐震診断Pro』を利用した今後の耐震診断の参考にしていただき、また、多くの耐震設計技術者のみなさまには、新診断方法を利用する上での参考にしていただければと思います。
※ご提供いただいたデータの管理については十分に注意して行っております。
※今後、さらに詳細な分析結果を掲載していく予定です。
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耐震診断データの説明
精密診断と一般診断の評点比較
◆精密診断と一般診断の評点比較グラフ
◆精密診断と一般診断の評点の比較結果
◆精密診断と一般診断の評点の比較結果が大きい場合の考察
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ホームズ君『耐震診断Pro』ユーザー様に実際に耐震診断を行った結果をご提供いただき、内容を精査した上で調査・分析を行った。なお、建築基準法が大改正された昭和56年(1981年)以前に建築された住宅における耐震診断の調査データを対象として分析を行った。
以下の条件に当てはまるデータについては、集計対象外とした。
○昭和56年以降の住宅のデータ
○伝統構法の住宅のデータ
○枠組壁工法の住宅のデータ
○不完全データ(未入力、誤入力あり)
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◆精密診断と一般診断の評点比較グラフ
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グラフをクリックすると拡大して開きます
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凡 例
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説 明
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精密診断の評点が一般診断の評点よりも高いもの。縦棒の上部分の値が精密診断の評点となり、下部分の値が一般診断 の評点となる。
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精密診断の評点よりも一般診断の評点が高いもの。縦棒の上部分の値が一般診断の評点となり、下部分の値が精密診断の評点となる。 |
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一般診断において、”筋かい不明”としている為、精密診断が行えないもの。精密診断の評点が出なかったので、一般診断の評点をプロットした。 |
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◆精密診断と一般診断の評点の比較結果 |
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精密診断と一般診断の評点の比較をした結果、全体的にみられる傾向は以下のようになった。
●精密診断と一般診断とでは、相関関係はない
●一般診断は、精密診断より評点が甘く(高く)出る傾向が高い
→67.5%の住宅において一般診断が精密診断より評点が高くでた
●精密診断と一般診断の評点で、必ずしも一般診断が低いとは限らない
「木造住宅の耐震診断と補強方法」では『一般診断では代表的な部位で平均的な評価を行なっているため、診断結果
には不確定要素が含まれます。これに対応するため評点には必要耐力を割増す等の安全率が含まれており、この診断
をもとに実施した耐震補強設計は必要以上の補強を行なうこととなる可能性があります。』となっているが、精密診断に
比べて必ずしも一般診断の評点が低いとは限らないという結果からも、一般診断だけに頼ることなく、精密診断を行う必要
があると考えられる。
●昭和56年以前の住宅について、精密診断の評点平均は0.51となった
●昭和56年以前の住宅では、77.9%の建物が精密診断評点0.7未満(倒壊する可能性が高い)となった
建築基準法の大改正があった昭和56年以前の住宅では、精密診断において77.9%が評点0.7未満となった。つまり、
約8割の住宅について倒壊する可能性が高いという状態になった。このことからも、昭和56年以前の住宅については
精密診断を行い、補強工事まで行うことが必要であると考えられる。
●精密診断と一般診断において、大きな評点の差があった
→精密診断と一般診断評点の差は最大で0.51
→精密診断と一般診断評点の差の平均は0.16
●劣化の評価(低減)、配置低減の評価(低減)が、総合評価へ与える影響が大である |
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◆精密診断と一般診断の評点の比較結果が大きい場合の考察 |
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精密診断と一般診断の評点の差が大きくでているデータについて、以下の理由が考えられる。
①開口部の耐力の扱いの違いによる影響
一般診断では、開口部における耐力(その他耐震要素の耐力)を必要耐力の25%として計算しているが、精密診断では
各開口部ごとに耐力を計算している。したがって、開口部が通常よりも多い(少ない)建物の場合、この計算方法の違い
による保有耐力の差が評点に影響していると考えられる。
②配置低減による影響
一般診断の4分割法で求めた「耐力要素の配置等による低減係数(E)」と精密診断で求めた「偏心率と床の仕様による
低減係数(Fe)」の差が大きくなった場合に、評点への影響が大きくなったと考えられる。
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