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タイトル 耐震診断をめぐる動向

京大総長自ら号令、国重文「角屋」を耐震調査
 

 江戸時代に京都の花街・島原に建てられた「角屋(すみや)」(国指定重要文化財、京都市下京区)の耐震調査が25日、始まった。昨年末、ここで開かれた句会に参加した京都大学の尾池和夫総長(地震学)が、耐震状態を懸念し、同大学生存圏研究所が大学側の予算で独自調査することになった。

 「角屋保存会」によると、角屋は今の料亭のような所で、与謝蕪村ら文人や、坂本龍馬、西郷隆盛といった幕末の志士も出入りしたという。寛永18(1641)年建造で江戸時代に2度、大規模増築した2階建て木造建築。1970年代と80年代に解体修理したが耐震構造にはしていない。95年の阪神大震災では台所の壁に亀裂が入った。保存会の中川清生理事長は「文化財ゆえの改修の難しさがあり、手がつけられなかった」と説明する。

 調査初日は研究者や大工ら約25人が入り、4カ所に微動計を設置、試験的な振動測定などをした。今年中に調査結果をまとめる予定だ。調査団代表の小松幸平教授(木質構造学)は「営業しながら建て増したこともあり、構造上の無理があるかもしれない」とみている。(高橋真紀子)

 

(2008年7月26日 asahi.com)
 


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